User Info

SPring-8/SACLAを使い尽くす

RESOURCES プレスリリース

最新の実験結果にアクセスする

SPring-8
2026年6月12日

事前学習不要で短時間測定データから電子状態を可視化するAI解析法を開発
~SPring-8の軟X線ARPESで実証、先端科学計測の課題克服へ~

事前学習データを用いず、短時間の科学計測データから信号成分を推定する人工知能(AI)による解析法を開発しました。本成果は、放射光や中性子などの先端科学計測において、AI for Scienceを実験現場へ導入するための新たな解析基盤技術として発展が期待されます。

SPring-8
2026年6月10日

地球の奥深くに沈み込んだ海底の岩石を発見
― 実験・理論計算・地震観測を組み合わせ、プレートが核付近まで到達したことが明らかに ―

地球深部を再現する実験、原子レベルの理論計算、地震波観測を組み合わせることで、海洋プレートとともに地球内部へ沈み込んだ岩石が、深さ約2900kmの「核―マントル境界」付近まで到達している可能性を示す新たな証拠を得ました。

SPring-8
2026年6月4日

中途半端な価数の新化合物の物性・構造を明らかに
~物質の電磁気的性質の理解に役立つ発見~

炭素原子60個からなるフラーレンと金属との化合物において、フラーレンが-5価状態の場合の構造と物性を調べました。その結果、広い温度範囲で金属として振る舞うことが分かりました。本研究結果は、電子の振る舞いが複雑な物質の電気的・磁気的な性質を理解するのに役立ち、将来的には超伝導物質の設計指針につながることが期待されます。

SPring-8
2026年6月3日

細胞1つの元素量を測る新手法、軟X線で実現
――海洋植物プランクトンに含まれる酸素量をピコグラムの精度で計測――

海洋植物プランクトン細胞1つに含まれる元素量を定量する計測手法を新開発の軟X線分光顕微鏡を用いて開発しました。

SPring-8
2026年6月2日

“氷を制御するタンパク質”が乾燥から細胞を守ることを発見
線虫を用いて、生体保存技術への応用につながる新たな細胞保護機能を解明

氷の成長を制御する「氷晶結合タンパク質」が、氷のない乾燥ストレス条件でも細胞を保護することを、線虫 C. elegans を用いて明らかにしました。本研究では、高活性氷晶結合タンパク質 TisIBP8 を発現する線虫が、乾燥処理後に野生型線虫より高い生存率を示すことを確認しました。

SACLA
2026年6月1日

超高強度レーザーとXFEL で ナノ構造内部のプラズマを直接可視化
―ナノワイヤー中にエネルギーが閉じ込められる仕組みを超高速計測で解明—

ナノメートルサイズの細かい柱状構造を多数並べた特殊な材料(ナノワイヤー)に超高強度レーザーを照射し、その内部で生じるプラズマの振る舞いを、X 線自由電子レーザー(XFEL)を用いて直接“可視化”することに初めて成功しました。

SPring-8
2026年5月28日

薬が効かない耐性菌を光でピンポイント撃退!
世界的脅威アシネトバクターに対する新たな感染症治療へ

名古屋大学大学院理学研究科の荘司 長三 教授、Nguyen Q Viet(グエン クオック ヴィエット)博士後期課程学生の研究グループは、理化学研究所放射光科学研究センターの杉本 宏 専任研究員との共同研究で、病原菌自身の栄養取り込み経路を利用して多剤耐性菌を選択的に光殺菌する「トロイの木馬」戦略の開発に成功しました。

SPring-8
2026年5月27日

亜酸化窒素を無害化する貴金属を用いない電極材料の開発
~温室効果ガス排出抑制への貢献に期待~

高価な貴金属を用いない鉄やコバルト、ニッケルを用いた亜酸化窒素(N2O)を無害化する電極材料の開発に成功しました。本成果は、N2O浄化に伴う温室効果ガスの排出抑制や地球環境保全のための基盤技術としての展開が期待されます。

SPring-8
2026年5月26日

レアアース不要、酸化亜鉛で高感度な応力発光を実現
―電源不要の近赤外発光で医療・インフラ応用に期待―

レアアースを一切用いずに、酸化亜鉛で高強度かつ高感度な応力発光を世界で初めて実現しました。放たれる光は体を透過しやすい近赤外光であるため、超音波によって体内の情報を読み取る医療センサや、インフラのひずみを電源なしで遠隔監視する技術など、安全・安心な未来社会を支える新技術への応用が期待されます。